まずは結論
国内旅行業務取扱管理者は、旅行会社の営業所ごとに配置が法律で義務付けられた国家資格です。
合格率は30〜40%で、正しく対策すれば十分に手が届く試験です。
国内旅行業務取扱管理者は、旅行業界への就職やキャリアアップを考える人にとって、最初の一歩になる資格です。
旅行業法で営業所ごとの配置が義務づけられており、業界では常に需要がある存在です。
この記事でわかること
- 国内旅行業務取扱管理者の資格概要と役割
- 試験の科目構成・合格基準・試験日程
- 過去5年間の合格率の推移
- 合格に必要な勉強時間の目安
- 取得後のキャリアメリット
国内旅行業務取扱管理者とは
資格の概要
国内旅行業務取扱管理者は、旅行業法で定められた国家資格です。
旅行会社が国内旅行の企画・販売を行う際に、営業所ごとに1名以上の配置が法律で義務付けられています。
つまり、旅行業界にとって「いなければ営業できない」存在です。
旅行業界での位置づけ
この資格は、旅行業界で働く人のキャリアの第一歩として位置づけられています。
資格を持っていれば、旅行企画の実務に携われるようになります。
給与アップや昇進の条件として企業が求めるケースも多いです。
資格取得者が活躍できる場
活躍の場は旅行会社だけではありません。
- 旅行会社の営業店舗
- 企業の福利厚生・出張管理部門
- ホテル・旅館のツアー企画
- テーマパーク・観光施設の運営
- 地方自治体・DMOの観光振興
国内旅行の計画から提案まで、顧客対応の中核を担えるのがこの資格の強みです。
試験内容と科目
試験の基本構成
試験は全てマークシート式で、3科目から構成されています。
各科目で合格基準を満たす必要があり、1科目でも基準未達なら不合格です。
バランスよく学習することが合格のカギになります。
各科目の内容
| 科目 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 旅行業法令 | 旅行業法・関連法令の知識 | 100点 |
| 旅行地理 | 国内の観光地・交通アクセス | 100点 |
| 旅行業務各論 | 料金計算・契約管理・実務知識 | 100点 |
旅行業法令は、旅行会社の許可基準や資格要件、旅行者との契約など法律知識が必要な科目です。
受験生の中でも得点差がつきやすい分野になります。
旅行地理は、国内の主要観光地の位置や特徴を問う科目です。
比較的得点しやすいですが、範囲が広いため油断は禁物です。
旅行業務各論は、旅行商品の構成から料金計算まで実務的な知識が問われます。
JR運賃計算など、慣れるまで時間がかかるパートがぁります。
試験時間と合格基準
試験時間は3科目合わせて270分(4時間30分)です。
長丁場なのでスタミナ管理も重要になります。
合格基準は各科目おおむね70%以上の得点です。
年度によって若干変動しますが、全科目でバランスよく取ることが求められます。
合格率の推移
過去5年間のデータ
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 約25,000名 | 約8,000名 | 32.0% |
| 2021年 | 約24,500名 | 約9,200名 | 37.6% |
| 2022年 | 約26,000名 | 約10,100名 | 38.8% |
| 2023年 | 約27,500名 | 約9,700名 | 35.3% |
| 2024年 | 約28,000名 | 約10,500名 | 37.5% |
合格率の傾向
過去5年間の合格率は30〜40%で安定しています。
難易度が極端に上がる年は少なく、きちんと対策すれば合格圏内に入れる試験です。
2020年はやや低め(32.0%)でしたが、2021年以降は35〜39%で推移しています。
受験者数も増加傾向にぁり、旅行業界の回復を反映しています。
受験資格と申込方法
受験資格
年齢・学歴・実務経験の制限はありません。
高校生でも受験できます。
ただし、資格を実際に活用するには旅行業に従事する必要がぁります。
試験日程と申込
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試験時期 | 年1回、例年9月 |
| 申込期間 | 6月上旬〜6月中旬 |
| 受験料 | 約6,500円 |
| 出題形式 | マークシート(四肢択一) |
| 合格発表 | 試験後約2ヶ月 |
申込期間は短いので、見逃さないよう注意が必要です。
合格に必要な勉強時間の目安
初心者の場合
旅行業の知識がない状態から始める場合、300〜400時間が目安です。
1日2〜3時間の学習で、3〜6ヶ月程度かかる計算になります。
試験日から逆算して、遅くとも3ヶ月前には本格的な対策を始めたいところです。
実務経験者の場合
すでに旅行会社で働いている人なら、150〜250時間程度で合格できることもあります。
ただし、法律知識はしっかり学習が必要です。
実務経験があっても、法令科目を舐めると落ちます。
独学と通信講座の選び方
独学なら費用は最小限で済みますが、学習計画や質問対応は自分で解決する必要があります。
通信講座なら、体系的なカリキュラムに沿って効率よく学べます。
特に初学者には、動画講義と質問サポートのある通信講座が合格への近道です。
取得後のキャリアメリット
キャリアアップの道が開く
資格を取得すれば、旅行企锻のより高度な業務に携われます。
管理職への昇進条件として求める企業も多いです。
給与・待遇の向上
多くの企業で、資格手当や基本給の引き上げが適用されます。
企業によって月5,000〜50,000円程度の資格手当が支給されるケースもあります。
上位資格へのステップアップ
国内旅行業務取扱管理者を取得すれば、総合旅行業務取扱管理者の試験で2科目が免除されます。
海外旅行実務に集中して学習できるため、合格率が大幅に上がります。
キャリアの階段として、非常に機能する資格です。
他資格との組み合わせ
インバウンド実務主任者と合わせて取得すれば、訪日外国人向け業務にも対応可能になります。
活躍できるフィールドが一気に広がります。
まとめ
国内旅行管理者 合格へのポイント
- 国内旅行業務取扱管理者は、営業所ごとに配置が法律で義務付けられた国家資格
- 合格率は30〜40%。きちんと対策すれば十分合格できる
- 勉強時間の目安は初学者300〜400時間、経験者150〜250時間
- 取得後は給与アップ・昇進・上位資格への足がかりになる
- 総合旅行業務取扱管理者・インバウンド実務主任者へのステップアップの土台
国内旅行業務取扱管理者は、旅行業界で働くなら最初に取るべき資格です。
この資格があるだけで、就職・転職の選択肢が大きく広がります。
合格率30〜40%は、正しい方法で勉強すれば十分に手が届く数字です。
独学でも合格は可能ですが、効率よく一発合格を目指すなら通信講座の活用がおすすめです。
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