まずは結論。令和8年度の総合試験は昨年並みか、やや易しいという講評で、合格基準も例年どおり各科目6割(海外旅行実務は120点)になりそう。
この記事では、講座各社の講評をもとに、全体の難易度、科目ごとの特徴、学校によって答えが分かれた問題、試験後にやることの順にまとめます。
自己採点のあとに読むと、どこで点を落としたかが見えてきます。

- 紙のフルカラーテキスト+講義動画
- eラーニング「ManaBun」が学習計画を自動で作成
- スマホ・タブレットでスキマ時間に学習できる
- 国内に合格したら、総合は科目免除コース28,800円
※合格率は2025年度試験の実績(フォーサイト受講生アンケート・公式サイトより)。
全体の難易度|昨年並みか、やや易しい
令和8年度の総合旅行業務取扱管理者試験は、2026年10月25日(日)に行われました。
フォーサイトの試験講評では、全体として昨年度と同じレベルか、やや易しくなったという見方です。
ただし、選択肢を全部読まないと答えられない「すべて選びなさい」の問題が多く、時間配分で差がつく試験だったとされています。
| 科目 | 難易度の印象 | 時間を取られやすいところ |
|---|---|---|
| 旅行業法 | 例年並み | 「すべて選びなさい」が15問 |
| 約款 | 普通〜やや易しい | 手配旅行の払い戻し計算 |
| 国内旅行実務 | 例年並み | 航空運賃の細かい規定 |
| 海外旅行実務 | 上がってはいない | 最後の旅行実務の長文 |
合格基準は、フォーサイトの予想でも例年どおり各科目6割です。
全科目受験の合格率は、1けたまでは下がらないだろうという見通しも示されています。
正式な合格基準は、12月10日(木)の合格発表の日にJATAが公表します。
科目ごとの講評|どこで時間を取られた?
ここからは、科目ごとの特徴を順に見ていきます。
内容はフォーサイトの試験講評をもとに、当サイトで要点をまとめたものです。
旅行業法|後半15問が「すべて選びなさい」
最初の10問は1つ選ぶ形式でしたが、残りの15問は「すべて選びなさい」でした。
法令の文章は長く、細かい言い回しの正誤を見分ける必要があるので、読み疲れしやすい科目です。
たとえば問1は、主語が「旅行業者」なのか「旅行業者代理業者」なのかを読み取れるかが分かれ目でした。
旅行業者代理業者には営業保証金の制度がないと覚えていれば、すぐに答えが出る問題です。
約款|払い戻しの計算問題が復活
「すべて選びなさい」が12問あり、全部の選択肢を読む問題の割合が高めでした。
意外だったのは、問8で手配旅行の払い戻し計算が出たことです。
以前は定番でしたが、しばらく出ていなかったので、油断していた人もいたかもしれません。
運送約款では、日本航空と全日本空輸のルールの違いが年々大きくなっていて、迷いやすいところです。
国内旅行実務|地理は時事、運賃は計算の手間
地理は2点×20問、運賃・料金は5点×12問という、例年どおりの配点でした。
地理では、リニューアルした江戸東京博物館や、世界遺産に登録された飛鳥など、最近のニュースに関わる観光地も出ています。
組み合わせ問題は、明らかに違う県の選択肢が1つ見つかる作りで、例年より解きやすかったとされています。
運賃・料金では、JRの出題は昨年と同じ5問でした。
難しかったのは航空の問題で、各運賃の細かい規定まで覚えている人は多くないはずです。
海外旅行実務|最後の旅行実務で時間切れになりやすい
国際航空運賃は、規則表を読んで条件に合う運賃を選べば答えられる問題が中心でした。
出入国手続では、問14の「共同キオスク」という見慣れない言葉に戸惑った人が多そうです。
英語と海外観光地理は、過去問でよく見る形式と観光地が中心でした。
一方で、最後の旅行実務は長い文章の問題が続き、ここまでに時間を使いすぎた人には厳しい構成でした。
2校で答えが分かれた問題は1問だけ
ユーキャンとフォーサイトの解答速報を、4科目139問すべて照らし合わせました。
答えが分かれたのは、海外旅行実務の問50の1問だけです。
| 問題 | ユーキャン | フォーサイト |
|---|---|---|
| 海外旅行実務 問50 | b | a,b |
ほかの138問は同じ答えだったので、自己採点の結果は大きくぶれないはずです。
問50だけは、最後にJATAが公表する「試験問題・正解」で確かめてください。
各校の速報ページへのリンクは、総合旅行業務取扱管理者試験 解答速報にまとめています。
試験後にやること|結果発表までと来年に向けて
試験が終わったら、次の順番で進めると迷いません。
- 自己採点は科目ごとに6割を超えているかで見る
- 合格発表は12月10日(木)午前11時ごろ
- 国内旅行実務・海外旅行実務だけ6割を超えたら、翌年はその科目が免除
合格ラインの見方と自己採点のしかたは、解答速報の記事でくわしく解説しています。
科目合格のしくみと来年の申込のしかたは、総合旅行業務取扱管理者の科目免除を読んでください。
来年もう一度受ける人は、点数が届かなかった科目の過去問から手をつけるのが近道です。
国際航空運賃が苦手なら、年度別に解ける国際航空運賃ドリルから始めると、計算の型が早く身につきます。
まとめ
KEY POINTS
令和8年度 総合試験の講評のポイント
- ✓全体は昨年並みか、やや易しい
- ✓合格基準は例年どおり各科目6割の予想
- ✓差がついたのは時間配分(すべて選べ・長文)
- ✓2校で答えが分かれたのは海外旅行実務の問50だけ
- ✓合格発表は12月10日(木)、実務2科目は科目合格あり
令和8年度の総合試験は、難問を解く力より、解ける問題を早く確実に取る力が問われた試験でした。
自己採点で届かなかった人も、国内旅行実務か海外旅行実務で6割を超えていれば、来年はその科目が免除になります。
来年に向けて、苦手科目だけを効率よく固めたい人は、通信講座も選択肢に入れてください。
講座を比べたい人は、総合のおすすめ通信講座を参考にしてください。
-
-
総合旅行業務取扱管理者試験 解答速報【2026年・令和8年版】合格基準・合格率・科目合格
続きを見る
-
-
総合旅行業務取扱管理者の科目免除とは?免除される科目・受験区分A〜H・必要書類をやさしく解説【2026年版】
続きを見る
来年の総合をめざすなら、苦手科目の時間配分から組み立てられる通信講座を使うと、立て直しが早くなります。
フォーサイトの受講生の合格率は、総合で63%です(2025年度・受講生アンケートの集計)。

- 紙のフルカラーテキスト+講義動画
- eラーニング「ManaBun」が学習計画を自動で作成
- スマホ・タブレットでスキマ時間に学習できる
- 国内に合格したら、総合は科目免除コース28,800円
※合格率は2025年度試験の実績(フォーサイト受講生アンケート・公式サイトより)。






