まずは結論。総合旅行業務取扱管理者は範囲が広い難関ですが、科目を絞って過去問を回せば、働きながらでも合格は十分に狙えます。
この記事を読めば、合格までのリアルなスケジュール、つまずきポイント、そして最短で近づくコツが分かります。

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- 国内に合格したら、総合は科目免除コース28,800円
※合格率は2025年度試験の実績(フォーサイト受講生アンケート・公式サイトより)。
受験のきっかけと当時の状況
私はもともと、上海で約20年間、旅行会社を経営していました。
実は総合旅行業務取扱管理者には、上海にいた2000年代にも2回挑戦して落ちています。
そのときは作戦を変えて国内旅行業務取扱管理者から取り直し、2015年に合格しました(国内の合格体験記)。
2023年に日本へ帰国してからは、旅行とは別の業界で働いています。
それでも、いつかまた旅行の仕事をしたいと考え、あらためて総合をめざしました。
国内は持っていたので、海外旅行も扱える総合まで取っておきたかったのです。
帰国後の1回目は、2023年に受けて不合格でした。
合格したのは、帰国後2回目に受けた2024年(令和6年度)の試験です。
合格したときは47歳で、40代後半からの挑戦です。
受験当時のスペック
- 国内旅行業務取扱管理者:合格済(科目免除を活用)
- 仕事:帰国後は旅行とは別の業界で会社員、平日多忙
- 苦手科目:英語(1回目はほぼ1問しか解けなかった)
- 勉強方法:帰国後の1回目は独学、2回目は通信講座を併用
- テキスト:ユーキャンの市販テキスト
帰国後1回目(2023年)の不合格|何が足りなかったのか
帰国後の1回目は2023年に、完全独学で挑戦しました。
同じ年に受ける不動産系の資格(賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者など)の勉強と並行しながら、試験の半年前くらいから始めました。
不動産系の資格の勉強法は、姉妹サイトの不動産資格キャリアLABOで書いています。
結果は、海外旅行実務で合格ラインの6割に届かず、不合格でした。
しかも2023年は、総合の合格率が全体で22.3%と、ここ3年でいちばん低い年でした(JATAの公表値)。
振り返ると、敗因ははっきりしていました。
不合格の2つの原因
- 英語がほぼ1問しか解けなかった(単語の暗記だけで、文の流れを読めなかった)
- 国際航空運賃で、テキストの過去問に載っていない数年前のパターンが出た
英語は、単語を一生懸命覚える方法で勉強していました。
でも本番では、単語がわかっても文の流れが読めず、ほとんど点になりませんでした。
国際航空運賃の計算も練習はしていましたが、本番では、テキストの過去問に載っていない数年前のパターンが出ました。
帰国後2回目(2024年)の勉強|1回目から変えたこと
2回目は、1回目の反省をもとに、勉強の進め方を変えました。
いつから始めたか
国内合格者なので、旅行業法令と国内旅行実務は免除です。
残った約款と海外旅行実務の2科目を、時期をずらして進めました。
- 英語と海外地理:試験の半年前から
- 国際航空運賃などほかの海外旅行実務:3か月前から(前の年の知識があった)
- 約款:1か月前から、1日1時間ほどで詰め込み
使った教材
テキストは、ユーキャンの市販テキストを使いました。
おすすめのテキストはテキストの記事で紹介しています。
1回目は独学でしたが、2回目はテキストに加えてフォーサイトの通信講座を併用しました。
受講生の合格率を毎年公表している講座で、合格点主義のカリキュラムが社会人と相性が良いと判断したからです。
1回目の反省から、国際航空運賃はなるべく古い過去問まで解くことにしました。
市販の過去問集は載っている年数が少ないので、JATAのサイトで公表されている過去の試験問題をダウンロードしました。
苦手だった英語の立て直し
1回目の敗因の英語は、2回目は試験の半年前から手をつけました。
まず、YouTubeで中学の英文法からやり直しました。
そのうえで過去問を解き、問題文の流れが見えるように慣れていきました。
英語の基礎をやり直せるYouTubeは、英語対策のYouTube3選でまとめています。
毎日の進め方
- 国際航空運賃の計算は、毎朝解く
- 英語は過去問で、問題文の流れに慣れる
- 満点ではなく合格点(6割)をねらう
範囲を絞り、優先順位をつけ、毎日少しでも手を動かす。
地味ですが、これが最短ルートでした。
具体的な勉強法は総合旅行業務取扱管理者の勉強法でステップごとに解説しています。
試験当日と直前期の過ごし方
総合の試験は年1回、10月の日曜日です。
私が合格した2024年は、10月27日の試験でした。
直前期と当日の動き方は、合格を左右する大きなポイントでした。

直前期と当日にやったこと
- 国際航空運賃の計算は、直前まで毎朝続けた
- あまり時間を取れなかった約款は、直前に詰め込んだ
- 本番では、わからない問題もその場で答えを書き、印をつけて先へ進んだ
海外旅行実務は、時間が足りなくなりがちです。
あとで考えようとすると時間切れになるので、迷った問題もとりあえずその場で答えを書きました。
時間が余ったら、印をつけた問題に戻って見直します。
結果発表と振り返り
2024年12月12日の合格発表で、無事に合格を確認できました。

合格できた理由を振り返って
合否を分けたのは、英語でした。
英語は配点が40点あり、1回目はほぼ1問しか正解できませんでしたが、2回目は20点くらい取れました。
満点にはほど遠くても、ここで少しでも取れたことが合格につながったと思います。
総合は役に立つ?私が取ってよかったこと
総合を取ったのは、旅行業界から離れたあとでした。
それでも取得をめざした理由は、2つあります。
1つは、この先のキャリアへの備えです。
上海での旅行会社の経営、帰国後の今の仕事に続く、私にとっては3つ目のキャリアの準備になります。
もう1つは、インバウンドです。
訪日外国人の受け入れは、これからの日本で切っても切れない事業になると感じています。
今すぐ使う予定がなくても、将来のための資格として持っておく価値は大きいと考えています。
総合があれば、国内だけでなく海外旅行も扱う旅行会社の管理者になれます。
旅行が好きなので、定年後は自分で小さな旅行会社を開くのが今の目標です。
そのとき、総合を持っていることが大きな支えになります。
これから受ける人へのアドバイス
私の遠回りから言える、これから受験する人に伝えたいことは4つです。
- まだ国内を持っていないなら、国内から受けると総合は2科目で済む
- 英語が苦手なら、半年前から基礎をやり直す
- 国際航空運賃は、できるだけ古い過去問まで解く
- 独学にこだわらない。社会人は通信講座の方が結果的に早い
特に1つ目は、これから総合をめざす人ほど大事です。
国内に合格してから受けると、旅行業法令と国内旅行実務が免除され、約款と海外旅行実務の2科目だけで受けられます。
詳しい免除ルールは総合旅行業務取扱管理者の科目免除を確認してください。
まとめ

KEY POINTS
合格体験から伝えたいポイント
- ✓1回目の敗因は英語(ほぼ1問)と、古いパターンの運賃計算
- ✓2回目は英語を半年前から基礎+過去問で、40点中20点くらいに
- ✓国際航空運賃はできるだけ古い過去問まで解く
- ✓国内から受けると総合は2科目だけ(旅行業法令と国内旅行実務が免除)
- ✓社会人なら合格点主義のフォーサイトで時短合格を狙える
総合旅行業務取扱管理者の試験は、戦略を間違えなければ社会人でも十分合格できる試験です。
私のように遠回りする必要はありません。
最初から合格点主義で、効率の良い通信講座を活用すれば最短で合格を狙えます。
独学でも合格は可能ですが、効率よく一発合格を目指すなら総合旅行業務取扱管理者のおすすめ通信講座の活用が最短ルートです。
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