まずは結論。フランスは総合の海外地理で過去8年、毎年出題されていて、パリの美術館と地方の都市の穴埋めの2つを押さえれば得点源になる。
この記事では、出題の傾向、パリの名所と美術館、地方の都市、過去問の引っかけ、確認クイズの順にまとめます。
そら先生が地図で解説する動画もあるので、目と耳で一緒に覚えてください。
フランスは動画でも解説しています。
そら先生が地図でパリと地方の名所の位置を確かめながら、美術館の見分け方まで11分で整理しています。
フランスは8年連続で出題|問われ方の傾向
総合の海外旅行実務では、海外観光地理が20問出題されます。
その中でフランスは、平成30年度から令和7年度まで、8年続けて出題されました。
| 年度 | 問われ方 | ポイント |
|---|---|---|
| 令和7年 | 絵画と美術館の組合せ | モナリザ=ルーブル |
| 令和6年 | パリの名所の説明(正誤) | シャンゼリゼ通り |
| 令和5年 | 穴埋め(ロワールの城) | シュノンソー城 |
| 令和4年 | 穴埋め(南フランスの港町) | マルセイユ |
| 令和3年 | 穴埋め(コート・ダジュール) | ニース |
| 令和2年 | 穴埋め(プロヴァンス) | アヴィニョン |
| 令和元年 | 穴埋め(城塞都市) | カルカソンヌ |
| 平成30年 | ノルマンディーの説明(誤り) | エトルタ |
出方は大きく2つで、1つめは地方の都市を答える穴埋めです。
令和元年から令和5年までは、5年続けて地方の都市が穴埋めで出ました。
2つめはパリの美術館で、8年のうち7年で、ルーブル美術館かオルセー美術館が選択肢に出ています。
美術館が出た年と作品開くと一覧が出ます
| 年度 | 作品 | 美術館 |
|---|---|---|
| 令和7年 | モナリザ | ルーブル |
| 令和6年 | 晩鐘(ミレー) | オルセー |
| 令和5年 | 岩窟の聖母(ダ・ヴィンチ) | ルーブル |
| 令和4年 | タヒチの女たち(ゴーギャン) | オルセー(ルーブルは誤り) |
| 令和2年 | 真珠の耳飾りの少女(フェルメール) | オランダ(オルセーは誤り) |
| 令和元年 | 落穂拾い・草上の昼食 | オルセー(穴埋め) |
| 平成30年 | 晩鐘(ミレー) | オルセー(ルーブルは誤り) |
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パリの名所|シャンゼリゼ通りの端は凱旋門
パリは国の北の方にあり、セーヌ川が街の中を流れています。
名所は、令和6年と平成30年に、説明の正誤で出題されました。
令和6年は、シャンゼリゼ通りを「コンコルド広場とバンドーム広場を結ぶ」とした説明が誤りでした。
もう一方の端は、凱旋門です。
サクレ・クール寺院は、平成30年と令和6年に、正しい説明として出ています。
パリの美術館|ルーブルとオルセーの見分け方
美術館の問題は、フランスでいちばん出題が多いテーマです。
見分け方は、作品の時代です。
19世紀の前半までならルーブル、後半からの印象派などはオルセーと覚えましょう。
かつての王宮。古代から19世紀前半までの作品が中心
| 作品 | 画家 |
|---|---|
| モナリザ | ダ・ヴィンチ |
| 岩窟の聖母 | ダ・ヴィンチ |
| カナの婚礼 | ヴェロネーゼ |
| ナポレオン一世の戴冠式 | ダヴィッド |
| 民衆を導く自由の女神 | ドラクロワ |
1900年のパリ万博の駅舎を改装し、1986年に開館
| 作品 | 画家 |
|---|---|
| 晩鐘・落穂拾い | ミレー |
| 草上の昼食 | マネ |
| ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 | ルノワール |
| タヒチの女たち | ゴーギャン |
近くのオランジュリー美術館には、モネの睡蓮の大きな連作があります。
マルモッタン美術館は、モネの「印象・日の出」がある美術館です。
令和元年には、オルセーを答える穴埋めの選択肢に、オランジュリーとマルモッタンが並びました。
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地方の都市|穴埋めで毎年のように出る
地方の都市は、「この説明に当てはまる都市はどれか」という穴埋めでよく出ます。
都市の名前と、いちばんの特徴をセットで覚えるのがコツです。
ノルマンディー地方
画家モネゆかりの土地
平成30年は、エトルタを「戦後に再建された世界遺産の港町」とした説明が誤りでした。
それは、ル・アーヴルです。
ロワール地方
古いお城がたくさんある地方
川をまたぐ城はシュノンソー、いちばん大きい城はシャンボールと覚えましょう。
南フランス
出題がいちばん多い地方
令和元年はカルカソンヌ、令和2年はアヴィニョン、令和3年はニース、令和4年はマルセイユが穴埋めの答えでした。
アヴィニョンは教皇、マルセイユはイフ城、ニースは遊歩道、カルカソンヌは城壁と結びつけてください。
なお、モナコはフランスではなく、独立した国です。
アルプス
モンブランのふもとの山の町シャモニー
シャモニーからは、ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台に上れます。
エギーユ・デュ・ミディや、メール・ド・グラス氷河は、スイスの問題で誤りの選択肢として出てきます。
これはフランスだ、と見分けられれば得点できます。
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過去問で入れ替えられた6つの引っかけ
フランスの引っかけは、場所や美術館を入れ替える形です。
| 年度 | 何を答えるか | 誤り | 正しい |
|---|---|---|---|
| 令和6年 | シャンゼリゼ通りの端 | バンドーム広場 | 凱旋門 |
| 平成30年 | 戦後に再建された港町 | エトルタ | ル・アーヴル |
| 平成30年 | 晩鐘(ミレー) | ルーブル | オルセー |
| 令和4年 | タヒチの女たち(ゴーギャン) | ルーブル | オルセー |
| 令和3年 | ムーラン・ド・ラ・ギャレット(ルノワール) | ニューヨーク近代美術館 | オルセー |
| 令和2年 | 真珠の耳飾りの少女(フェルメール) | オルセー | マウリッツハイス美術館(オランダ) |
美術館の問題は、作品の時代を思い出して、ルーブルかオルセーかを決めるのがコツです。
これで、ほとんどの引っかけを見抜けます。
確認クイズ5問
最後に、ここまでの内容をクイズで確かめましょう。
Q1
ミレーの「晩鐘」が収蔵されているパリの美術館はどれか。
A. ルーブル美術館 B. オルセー美術館 C. オランジュリー美術館 D. マルモッタン美術館
答えを見る考えてから開いてください
正解:B. オルセー美術館
19世紀後半の作品なので、オルセーです。平成30年は、ルーブルとして誤りの選択肢で出題されました。
Q2
14世紀にローマ教皇庁が置かれ、サン・ベネゼ橋がある町はどれか。
A. アルル B. ニース C. アヴィニョン D. マルセイユ
答えを見る考えてから開いてください
正解:C. アヴィニョン
ローヌ川沿いの町です。令和2年に、穴埋めで出題されました。
Q3
シェール川をまたぐように建ち、「6人の奥方の城」と呼ばれる城はどれか。
A. シャンボール城 B. シュノンソー城 C. フォンテーヌブロー城 D. ヴェルサイユ宮殿
答えを見る考えてから開いてください
正解:B. シュノンソー城
いちばん大きいのはシャンボール城です。令和5年に、穴埋めで出題されました。
Q4
沖のイフ島に、「モンテ・クリスト伯」の舞台のイフ城がある港町はどれか。
A. ニース B. トゥールーズ C. マルセイユ D. カンヌ
答えを見る考えてから開いてください
正解:C. マルセイユ
フランス第2の都市です。令和4年に、穴埋めで出題されました。
Q5
シャンゼリゼ通りが結んでいるのは、コンコルド広場とどこか。
A. バンドーム広場 B. 凱旋門 C. エッフェル塔 D. ルーブル美術館
答えを見る考えてから開いてください
正解:B. 凱旋門
令和6年は、バンドーム広場として誤りの説明で出題されました。
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まとめ

KEY POINTS
フランス攻略のポイント
- ✓フランスは8年連続で出題されている
- ✓美術館は19世紀前半までルーブル、後半からオルセー
- ✓シャンゼリゼ通りの端は凱旋門(バンドーム広場ではない)
- ✓南フランスはアヴィニョン・マルセイユ・ニース・カルカソンヌ
- ✓川をまたぐ城はシュノンソー城
フランスは、美術館と地方の都市の2つを押さえれば、毎年1問は取れる国です。
海外地理は範囲が広いので、よく出る国から順番に固めていくのが近道です。
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